sugimotofarmの昔話

sugimotofarmの昔話 その②

みんなあ元気にしゆうかえ?長男のサッカーの試合で嫁さんと次男も出て行って、
オンちゃんはオオキミ苺の定植前準備で一日中じゃないけんど仕事があるき
一人残って仕事を一段落させて、日曜の昼下がりにブログを書きゆうがよ。
一人の時ってあんまりご飯食べたくならんき不思議やね~?(自分だけ?)
どーも!!芋苺レモンオンちゃんの杉本憲司ぜよ。
土佐弁で語るときは昔話と決めちゅうが!!
前回の、その①の話より一年昔にさかのぼるき、最後まで見っててよ。

  
有機無農薬のスナックエンドウ(ハウス)

就農して初めて作ったスナックエンドウ

今から13年前の2011年度は一年間だけ
有機無農薬栽培でスナックエンドウも作りよったちや。
路地で10aにハウスで3aぐらいやったねぇ。

ちょっとこまかいけんど、スナックエンドウって
秋に植えて一冬越して春に花が咲いて実になっていくがよ。
ほんじゃき路地は、14年前の秋に植えて、
新規就農した春から収穫しよった。
それも蜷川に畑がなっかったき、田ノ浦っちゅう地域の
畑を借りて作ってみた。

ほんま細かいことやき言うてなかったけんど
実は、14年前の2010年にその田ノ浦の畑を借りて、ジャガイモを
作っちょったがよ。3月に植えたジャガイモを5月に掘り上げて
その畑で10月にスナックエンドウを植えて
2011年の春に、
新規就農して初の収穫物はスナックエンドウってことやね。

ハウスのスナックエンドウは2011年の秋に定植して
2012年の春に収穫やったき路地のスナックエンドウから
sugimotofarmは始まったがやと気づいた杉ちゃん(笑)

sugimotofarmの起点になった小さなハウス

そのハウスは3aの小さなハウスやったがやけど
かずオンちゃんっていう今年96歳のパワフルじ~ちゃんが
「もう作らんきあげる」って貰うたハウス。

その横に2aぐらいの更に小さいハウスで、
かずオンちゃんは”さちのか苺”を作りよったがやけんど・・・。
お察しの通り、この小さなハウスと、かずオンちゃんとの出会いが
sugimotofarmのこの後のターニングポイントになってくるがちや~。

腹を大きくして頑張った嫁さん

スナックエンドウに話を戻して、田ノ浦の畑はおんちゃんが住みゆう所から
車で20分のところにあって、就農したばっかりで
なんも道具をもってない夫婦には不便で大変やったちや。
それでも、体力と情熱で乗り切ってた。
さっちゃん(嫁)はお腹にユーキ(長男)が居たからもっと大変やったろうねぇ。

スナックエンドウは支柱にアミ張ってそこにツルを絡ませて
全長2メートル近く伸ばしていくがやけんど、
伸びていく節ふしに、花が咲いてそれが実になる。
上手に育てたら上から下までビッシリと実ができるき
重さで支柱が傾くところも出てくるぐらい大量に実るがちや。

ほんで、大変なのがココから!無農薬で育てゆうき、スナックエンドウに
うどん粉病っていう病気がすぐに出てくるき、収穫始めて2週間の間に
獲りきらんとお金にならんがよ。上手な人は植える時期をズラして
収穫していくがやけんど、そんなことを考えてない杉ちゃん。
一気に10aの面積を身籠ったさっちゃんと二人で朝から夕方まで
スクワットしながら上下にできちゅうスナックエンドウを収穫しよった。

さずがに、ピークの時はたまらんなって、
蜷川のおばちゃん(お姉さん)を雇って収穫を手伝ってもらったけんど、
農業よちよち歩きの二人は人を雇う判断が遅くて
もっと早めに雇えば人件費払っても売り上げあがっちょったねぇと振り返る(笑)

収穫終了してからも、残った残渣物をネットから引き離し
ネットを回収して、支柱を回収してと、ドロドロになりながら
さっちゃんとスナックエンドウ栽培の大変さを肌で感じたことやった。

初めての3桁売り上げにどや顔!!

そんなこんなのスナックエンドウも売り上げは100万円ぐらいになって
初めて農業で3桁を叩き出して、杉ちゃんは大興奮!!
お金もなかったき、外食もほとんどせんかった二人がその時は
ジョイフルへ行ってハンバーグと生ビール飲んで初3桁の余韻に耽っちょったwww。
指3本立てて、さっちゃんに「100万やで、3桁やで!」とドヤ顔で
呑んだプレミアムモルツの生ビール、めっちゃ美味かったねぇ~!!

人生で呑んだ最高の生ビールで5本の指に永久に残るろうねぇ!!
まぁその後、気づくがやけど、これじゃあ暮らしていけんって(笑)

一袋100円のスナックエンドウ

地域の直売所で売るのも初めてやったき、
10本で100円の激安で売っても売れるか心配しよった。
すぐ売れたけど(笑)今やったら、有機無農薬で作りゆうし
付加価値つけて、三方良しのオシャレな値段をつけるぜよ。

自分で決めることを作物から教わる

「自分で値段を付ける」って
自分にどれだけの大義と自信があるかどうかやと
最近は思うし、次世代が魅力的に思える値段を付けれるように
自分がやってることに誇りを持つことにしちゅう。

スナックエンドウ農家は凄い!!

でも、スナックエンドウはsugimotofarmではもう作らん。
収穫までに期間が長くて、仕立てもけっこう大変なうえ
収穫期間が2週間と短いけん、高く売らんとコスパが悪いき
おんちゃんのキャパでは手に負えん(汗)だから、
スーパーや直売所でスナックエンドウを見たときは、
「大したもんだ」と讃嘆しゆう。
スナックえんどうを作りゆう農家さんは凄いきねぇ!!

sugimotofarm昔話 その③はイチゴ作りの原点になった
小さなハウスの物語でも書こうかねぇ。
今回は、なかなか長文になったちや。だいぶ、削ったがやけんど
書きよったら思い出が出てくる出てくる(笑)
みんなぁ最後まで見てくれてありがとう。また昔話するきよ。
楽しみにしちょってや。ほんじゃあ、よろしゅうに!!

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